ヴィレッジ

シャマラン監督のちょっと前の作品。当然どんでん返しがあるんだけど、この映画はそのどんでん返し以外のところがちょっと弱くてイマイチかも。シックス・センスは短いエピソードを幾つかつなげていたから中だるみすることは無かったし、サインはミステリーサークルというお馴染みのサインのおかげでバックグラウンドが掴みやすかった。でもヴィレッジはその名の通り村だし、しかも閉鎖的で変な風習があるといってもそれ自体は事件じゃないから過去になにかあったんだろうぐらいにしか思えない。
それでも面白いことは面白いな、オチもどこかでほのめかされているのを読んだせいで知ってはいたんだけど、そこに至る途中で予想外の展開もあったし、知っていても最後はそれなりに衝撃的だった。


最後のオチでつい全部納得してしまいそうになるんだけど、良く考えると解決した謎は一番大きな一つと、あとあの人物がやっていた一部分だけだよな、ドアに赤い印を付けていたのは誰だったのかとか、なんで赤が不吉なのかとか、まだちゃんと見直してみる必要があるのかもしれない。そう考えるとある男がある女に触れようとしないのは気があるということとは別に理由があるのかもしれないと思えてきた。