Gmailでメーリングリストなどに送信した自分のメールを受信して振り分ける方法

Gmailでは自分がメーリングリストに出したメールが自分に届きません。
受信したメーリングリストを振り分けても振り分けた先に自分の出したメールは入っていません。
なので、そのままではメーリングリストから自分が送信したメールが抜けた状態で自分に届くことになってしまいます。


送信したメールはどこへ行ったかというと、実際には届いていないのではなくちゃんとメーリングリストには届いていて、自分のところには「送信済みメール」に同一のメールが既にあるためまとめられ、受信トレイには入らないようです。
メーリングリストはSubjectにメーリングリスト名や自動採番した数字が付くので、送信したメールとメーリングリストから送られてくるメールは完全には一致しないはずですが、Gmailはちゃんと同一のメールと判断するようです。Message-Idなんかも見てるのかも知れません。
でもどういうわけか送信済みメールに入っているメールのSubjectにはちゃんとメーリングリスト名や番号が入っているので、もしかすると上書きされているのかも知れません。


いずれにせよGmailでは自分の出したメールは基本的に振り分けの対象とはならないため、通常のキーワードでの振り分けが効きません。
恐らく「迷惑メール」や「ゴミ箱」が振り分けの対象外なのと同じように、「送信済みメール」も振り分け対象外なんだと思います。「受信トレイ」に届くメールだけが振り分け対象なのかもしれません。


ではどうすればいいかと言うと、「迷惑メール」や「ゴミ箱」であれば
http://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=7190
にあるように特殊な演算子が用意されており、 in:trash や in:spam をキーワードに指定することで振り分けが可能ですが、ここには「送信済みメール」は載っていません。
でもいろいろ試したら label:sent で「送信済みメール」が検索できることが分かりました。検索できるなら同じキーワードを使って振り分けることも可能です。


というわけで、メーリングリストと、自分がメーリングリストに出したメールを一度に振り分けるには、

list:(<アドレス>) (is:unread OR label:sent)

とキーワードに設定しましょう。括弧もそのままでアドレスだけ置き換えて書いてください。<>は書かなくてもいいかも知れません(もしかすると部分一致になる?)。
これでそのアドレスのメーリングリストからの新着メールと、そのメーリングリストに出した自分のメールをまとめて振り分けることができます。
ちなみに is:unread は未読を探す演算子です。


件名で振り分けている場合は、
件名のところに件名のパターン、そしてキーワードに

is:unread OR label:sent

とだけ書きます。


この方法はGoogle Appsのメールでも有効です。