レオポルド・ブルームへの手紙

出所した囚人の主人公が仕事を始め、一方で不幸な生活を送っている少年が刑務所に手紙を書いていた。
その主人公の周りのちょっとあくどい人たちの話と、少年の話がそれぞれ進行して、最後には一つになる。どう一つになるかということがちょっと予想外だった。初めからそう言ってたのに見落としてたっけ? と思えるほど当たり前のようでもあり、どんでん返しのようでもあった。
人間ドラマとしても深くて久々に傑作を観た感じ。