秒速5センチメートル

また小田急線か。駅や町の景色など、たぶん本物の風景を元にした背景に、その精密さに比べるといま一つなキャラクターだけどまぁ気にしないことにする。最近こういうアニメが多いな。
三つの話に分かれているけど主人公は同じ男の子。それぞれ中学校、高校、社会人になってからの話で、一話目の彼女のことをずっとひきずってる。社会人になってからが現代で、中学校、高校の時代は過去らしく古い音楽がかかるせいで話を考えた人の個人的な経験のような感じが強くする。なので人の悩み話が嫌いな私にはかなりくどかった。テーマ曲もくどい。セリフも。特に最後の話はそんな感傷引きずって自分で不幸になりたがってるだけじゃないかという感想しかない。でもこういう話が好きな人は好きだろうな。
そういう意味じゃ独白が主人公じゃなくなる2話目は許せないこともない。
これで主人公も幸せだったらシェルブールの雨傘みたいになるんだろうけど。
最後の踏み切り直前の景色は最初に出てきた桜のY字路か、危うく見落とすところだった。工事中で桜が一本だけになってる。こういう昔の懐かしい景色が変わってしまうことへの感傷であれば大歓迎なんだけどなぁ。
ちなみにこの場所がそう。
参宮橋公園(ストリートビュー)
豪徳寺の近くかと思ってたら全然違う場所だった。