映画『サマーウォーズ』

先輩の田舎に恋人のふりをして行くことになった主人公がいつのまにかSNSクラッキングした犯人にされてしまい、先輩の家族の協力を得てSNSを乗っ取った人工知能と戦うことになる話。
もっとSF的な話かと思ってたんだけど(可能かどうかは別として)どれも現在の技術の延長線上にありそうなリアルな設定で、あ、でも何でも一つのシステムに頼りすぎなところはSFっぽいか、それに暗号を手で計算して破ってたし。
それをまずはおばあちゃんが知人に電話をかけまくって被害を最小限に抑えることでまずデジタルVSアナログをやって、その上で後半コンピュータ上での戦いになるので、反機械にも反アナログにもならず、途中のトラブルも善意のなされた結果なので誰も悪者にならないという、その辺もよく考えられた話だった。
劇中に出てくる探査機のあらわしははやぶさがモデルだな。映画ははやぶさが話題になる前だったと思うけど、なかなかいい小道具を持ち出してくる。
この映画の一番興味深いところはCMでクライマックスまで見せ場を全部流しちゃってるのに実際観てみると話の展開も最後どうなるのか分からないところかも。