8人の女たち

8人の女たちの愛憎劇なのかなと思ってたら、まぁそれに間違いはないけど、どちらかといえば互いの秘密を暴露し合いつつ、歌って踊る話。ミュージカルだったのか。
歌って踊ると書いてしまうと軽い映画みたいだけどそこまで軽くもない。娘の一人が返ってきたら父親が殺されていて、雪に閉じ込められた屋敷内でいろいろ揉め事をかかえた家族やメイドやらが互いを疑いつつ秘密をうっかり、時にはわざとばらしてしまったりして話が進む。
普通のミステリーはそういう各自の秘密の積み重ねから犯人を暴いていくものだけど、この映画はむしろ秘密をばらすことが主題であるかのようだ。