ダビンチ・コード

しばらく前から家でネットが使えないので、その辺にあったダビンチ・コードを読んでいた。スティーブン・キングに比べるとディテールが物足りなく、同じ秘密結社ものの『フーコーの振り子*1』なんかと比べても薄っぺらい感じがする。それに物語の作り方がまるで基本通りなので文学としてみたらつまらない小説だ。しかもこの本に載ってる知識ならだいたいは他の本を読んで知っていたなぁ。
これなら『フーコーの振り子』のほうが読みごたえがある。

映画だけ観ることにすれば良かったな。このあと映画観てもあまり楽しめそうにない。あれ、ヒロインはアメリのオドレィ・トトゥだったのか。髪伸ばすとわからない。

あぁ、『薔薇の名前』が読みたくなってきた。こっちは映画だけ観たけど、映画じゃ記号学者らしい演出は失われていそうだから。

*1:もちろんウンベルト・エーコが書いたほう。最近同名の本を見かけたので念のため