TRICK 劇場版2

今回のTRICKは最初のシリーズからいいとこ取りしたみたいに母の泉やミラクル三井みたいな展開が続く。しかも小ネタ(虫とか貧乳とか巨根とか漢字読めないとか自分だけ助かろうとするとかそういういつものネタ)は1種類一回ずつなのでしつこくない。そういうところは計算されてるんだけど、肝心の手品のトリックはあまりにも単純なものばかりだ。いや、TRICKのトリックはもともと肝心じゃなかったな、忘れてた。
矢部刑事の活躍も見逃せないな。劇場版1作目と同じくずっと温泉に入ってるだけだなんて普通思いつかない。
あと奈緒子の母もかなり遠回しに娘を助けてたりするのも今まで通り。
今回は箱のゆーとぴあという団体が相手なんだけど、これはたぶん匣の中の失楽から取った名前だろうな。でも匣の中の失楽がタイトルと関係なかったように、TRICK匣の中の失楽と関係ない。そういえばその四大奇書関連を調べていたときに意外な犯人というスレを見つけて読んでたんだけど、そのなかに片平なぎさが犯人というのがあった。確かにいつも探偵役だから犯人だったら意外なはずなんだけど、意外にも犯人役をやっていても意外じゃなかった。
あのぼかしてある生き物はツチノコだろうか? ケイゾクみたいだ。
手袋を脱ぐシーンが意外な伏線になってたな。


ストーリーはちょっとぐだぐだだったけど、それがかえってTRICKらしくて面白かった気がする。最初のシリーズみたいにもっと後味悪くても、それはそれで好きだけど。
最後まで見たが、結局TRICKは続くのか続かないのか分からないままだった。