ドン・キホーテ 前編(一)

ドン・キホーテの一冊目を読み終わった。今週は金曜が休みだったから休みに入ってからも読んだけど厚すぎず薄すぎない文庫本ならちょうど5日間の通勤時間で読み終えられるようだ。もちろん読みやすい本じゃないと駄目だけど。
内容は知ってると思うけど、風車に突撃したり羊飼いを襲ったり床屋から兜として金盥を手に入れたりするのを6冊あるうちの一冊目でもうやってしまってる。あと囚人を開放したり本当にお城に招待されるエピソードとかを入れても6冊分もなさそうに思えるけど、映画とかになってない話が子ども向けに直してない原作にはあって、例えば失恋して死んだ羊飼いの話とか、その遺作の詩とか、とにかく面白い話も地味な話もたくさん詰まってる。その上作中にも架空の作者がでてきてメタな作りになってる。
これは図書館で借りてたんだけど2001年に出てる割りにはずいぶん古ぼけてる。そんなに読んだ人多いんだろうか? 訳が新しいだけあって読みやすくていいな。挿絵も綺麗だし。


で、次の巻を借りに図書館へ向かう途中でふと思った。これって、一の前編じゃなくて前編の一なんじゃないだろうか? これは確かめておかないといけない。
そしたら案の定、これは前編の一だった。つまり前編後編それぞれに一から三まであったのだ。棚にも後編(一)、前編(二)、後編(二)、前編(三)、後編(三)と並んでいたので危うくだまされるところだった。ちゃんと並び替えておこう。