生き物の記録

黒沢明の映画。水爆を恐れるあまりシェルターを作ろうとしたりブラジルに移民しようとする主人公と、それに振り回される家族たちの話。反戦映画なのかと思ったけどそういうわけでもないな。本気で心配事に対処しようとする人間と、心配はしていても普段の生活を続ける人たちの間の溝が描かれている。
これがSF映画なら実際に水爆が落ちるんだろうけど、そうならないとこうなるわけだ。