砧公園

砧の読み方を毎回忘れてしまうけど、これは『きぬた』と読むらしい。
小田急線の祖師ケ谷大蔵と千歳船橋の間の道路を南に1.6kmほど、世田谷美術館のある公園がそこ。一番近いのは田園都市線の用賀。世田谷美術館は昔ムンクを見に自転車で行ったことがあったな。


公園の東側の入り口から入ったけど桜はそんなにない。遊具の横を通り抜けると何本か満開や散り初めの桜の下で犬を連れたおばさんがたがくつろいでいた。桜自体は悪くないけど数が少ないなと思いながらその先の広場へ。そこにも所々桜はある。小鳥も多い。でも数の少なさのせいでいま一つだな。でもまぁ天気が良くて良かった。空も青いし、半袖で来て正解だった。ちょうど北海道でいう夏みたいな気候だ。
そう思いながらさらに先へ行くとあるじゃないか。桜の大木が何本も。ちょうど散り始めなので花びらが舞っている。まだ10時ごろなので花見客もちょっとしかいない。他の名所と比べると木の大きさは一番かも。それが道に沿って何本も立っていて、しかも種類がいろいろだ。
その道が芝生になってやっと桜が途切れるところに来ると数本なんだけど特別花の密度と数の多い桜があった。しかもかなり低い位置から咲いている。今この公園で一番見どころの桜だな。それだけのことはあってすぐ下でビニールシートを敷いて花見の場所取りをしている人がいた。青いビニールシートはちょっと殺風景だな。


突き当たりを北に曲がると芝生の先がちょっとした林になっていて、そこは花がかなり高い位置にある桜の巨木から花びらがひらひら舞落ちていた。それだけでも綺麗だったんだけど、西側の出口のほうはもっとすごい。ちょうど風が吹いたところで、これが桜吹雪というやつか、金さんの背中以外で初めて見た。木が高くて花が多いからこそ見られる光景だな。上野公園とかだと低めのが多いからこうはいかない。


帰りは公園を北回りに。そっちもところどころ大きな桜が咲いている。半分以上散った桜も多かったから来年は満開の時に来てみるか。