さよなら絶望生生 第十九集

初期のころからいて出演回数も割と多かった(下手するとカエレ(パンチラを除く)より多い)のに一度もメインの回が無かった大草さんにやっとメインの回が、という1話目に始まり、第一集のDV疑惑以来毎回のように出てる割にメインの回が1回しか無かったあびるにもまたメインの回と思ったら新キャラの回だったり。意外にもメインの回がこれまで2回もあった加賀さんがますます目立ってたり、昔お姉ちゃんにジュース注射したことのあると言われてから10巻近く経過してやっと千里の姉が出てきたり、今まで置き手紙しか出て来たことのない糸色縁(長兄)もシルエットがやっと初登場して弁護士だと判明。家系図にしか出たことのない糸色妙(母)も料理の先生だった、こちらもシルエットだけど。とまぁ、そういう第十九集。

またキャラクターの個性を軸にした話が増えてきた感じ。でもほとんど出て来なかったメインキャラもいるな、交とか無限連鎖の二人とか。最近カフカはポジティブでも宗教でも黒幕でもなくてニヒルに笑う役になってる気がする。

扱うネタがジョジョ4部以降のスタンド並に複雑で微妙になってきているので初期〜中期のころほど面白くないかも(ジョジョで言うと2部〜4部のころほど)。だんだん社会派になってきた感じもする。構成に凝りすぎてるみたい。もうちょっと力抜いてゆるく描いたほうがいいんじゃないだろうか? 絵の密度というか、キャラの密度が濃すぎてなんだか読んでて忙しい。第一集とかかなり間があって白かったよなぁ。


もう表紙にも裏表紙にも表紙外しても絶望先生がいない。表紙は第十七集からは生徒の登場順のようだから次はあびるかな。
巻末のおまけが漫画じゃないとちょっとがっかりする。
千里と晴海の子供時代を描いた絵は今回も良いな。
そういえば丸井さんは美大志望で絵も描いてるのになんで茶道部だったんだろう?