キューポラのある街

50年代ごろの日本の貧しい一家を描いた映画。
父は仕事を首になり、娘がパチンコ屋でバイトを始めたりして苦労しているとはいえ高校進学をあきらめるかどうかぐらいの暮らしではあるのか。もうどこまでを貧乏と言っていいのか分からなくなってきたけど現代日本から見ればずっと貧しいか。
父親が頑固な昔気質の職人で、組合に助けてもらうのをいやがったり、朝鮮人の家族を嫌ってたりと大変な性格だけど、後半はその朝鮮人家族が北朝鮮に帰る話。
そういう貧しさや外国人の話に加えて思春期の話も加わっていてなかなかいい映画。
娘役の人は吉永小百合だったんだな。