映画『北の零年』

徳島から北海道へ移住しようとする開拓団が、廃藩置県によって藩を失い当主に置き去りにされてしまう。
それでも開拓を続けるけど、主人公の夫は札幌に向かったきり帰らず、残された主人公は雪の中で遭難して何故か外国人に助けられたと思ったら時は流れ、馬を育ててる。外国人関係ない。
強欲な商人に言い寄られたり騙されたりするあたりは面白いんだけど、そもそも開拓が大変そうに見えない(冬をあっさり越してしまった)。アイヌ箱館戦争の生き残りも都合よく配置されていたり、イナゴが来たり、なんかドラマありきで話を無理やりドラマチックに持って行こうとしているように見えるけど、そのことを気にしなければ人間ドラマ自体は安っぽいなりに楽しめた。