映画の歴史

ONTV・MOVIEでみた映画のチェックを古い年代から順にやっていると、有名な作品が意外に古かったり意外に新しかったりして違った印象を受けることが多かった。何年公開の映画かは知っていても全体の流れみたいなのは把握してなかったんだな。
例えば七人の侍が意外に新しかったり、そうかと思えばメジャーな西部劇の多くはそれよりも後に作られていたり、一方でイタリアやフランスの名作はそれらよりも古くて、それなのにその同時代に既に怪奇映画がたくさん作られていたりする。
そう考えるとヒッチコックフェリーニが偉大に思えてくる。
なんとなく映画は文学的な作品から過激な作品へ移行してきていたものとこれまで思ってたんだけど、実際はそんなこと全然無くて、そういう変化は小説しか無かったころに既に終わっていたということなのかもしれない。いや、過激な小説が出始めたのもやっぱり近代になってからか。ということは過激な小説も映画から逆輸入ってこともあり得るな。