ロシア・アヴァンギャルド

渋谷のBunkamuraロシア・アヴァンギャルド展をやっているので見に行った。有名所ではシャガールと、あとはマレーヴィチのが多かった。シャガールしか知らなかったし、知らない絵ばかりだったけどキュビズムとか未来派とかの絵なので見てるだけでも面白い。
屋根の上のヴァイオリン弾きっていう映画があったけど、シャガールもそういう絵を描いてたんだな。やっと由来が分かった(絵が由来というわけじゃないだろうけど)。シャガールはぼやけた絵ばかりかと思ってたけどこの絵はくっきりしていてキュビズムらしいメリハリのある絵だった。
あとマレーヴィチはとことんまで抽象的でただの図形になったあと、年月が経つにつれだんだん具象化していくのが面白いな。
キュビズムの影響を受けた映画も上映されていた。といっても3分の短いものだけど、昔のSF映画って独特の雰囲気があっていいな。
照明が反射して観る位置を気をつけないと見づらいものが多かったけど、横から光を当てているのはわざとなのかな、ああすれば油絵の絵の具の盛り上がりがよく見えるもんな。最初のほうの絵は勢いのいい絵が多かったので絵に描かれているものよりもどんな風に描いたかのほうがよく頭に浮かんでどんな絵だったかという印象がちょっと薄めだ。後半は凸凹の少ない絵が多かったからまた見方が変わってきたけど。


出口の売店で何か記念品でも買おうかと思ってたけど、どうも売りは私の気に入った絵とは違っていたようで欲しいものは無かった。その代わり今回の展示とは関係ないのにエッシャーの置物とかボッシュの卵から足の生えたやつの置物とかが気に入ったけど値段が高いから買わなかった。通販でも買えるようなのでそのうち買うかも。あと鈴木正美先生の本が売っているのも見つけた。