CUBASE ESSENTIAL4と初音ミクをrewireで同期

(2010/6/26 こちらに画像付きでまとめました。http://sites.google.com/site/cubaseandvocaloid/ )

まず準備。
クリプトンのFAQによると、
http://www.crypton.co.jp/mp/do/support/faq?id=341
単にインストールしただけではRewireのDLLが入っていなかったりするとのことなので、
http://www.propellerheads.jp/download/rewire_updates.html
をインストール。
どうしてDLLを入れただけで認識されるのか分からないけど、初音ミクインストール時にレジストリだけ登録してあったりしたのかも。


rewire.dllがインストールされていたらCUBASEのメニューの[デバイス]に[VOCALOID2 Rewire]が表示され、それを選択するとVocaloid2というタイトルのウィンドウが開くので、左端に並ぶ電源ボタンみたいなアイコンの一番上のを押すとRewireのチャンネルができる。
Vocaloid2ウィンドウには何やらずらりと項目が並ぶけど、1番上の二つが初音ミクのマスタートラックの左と右、それ以降はトラック1、トラック2と対応しているっぽい。トラックごとにエフェクトをかけるなら個別に選択すれば良さそう。試してないけど。


初音ミク側は、[設定]→[プリファレンス]→[オーディオの設定]タブ→[◎ Rewire - マスター]をチェック。
再生時に情報を転送するか聞かれたらすると答える。


これだけでCUBASE初音ミクのどちらから再生しても同期して演奏してくれる。
でもなぜか初音ミク側の-3小節目とCUBASE側の1小節目から同期されてしまったので、CUBASE側を後ろに3小節ずらす必要があった。それ以外にも微妙にずれてる気がするけど歌詞によって声の立ち上がりが遅かったり速かったりするだけかも。あとテンポも結構いじってるからなぁ。
あぁ、初音ミクの先頭の小節は[設定]→[プリファレンス]→[その他の設定]タブのデフォルトプリメジャーで-1まで減らせたのか。これやっとけば差は1小節になる。あとCUBASEでもできりゃいいんだけどまだやり方を見つけてない。
歌の音程も微妙に狂わせてあったからピアノに合わせると狂いが際立つ。まぁこれはなんとかなるか。単体で再生するよりちょっと音程がふらつくなぁ。初音ミクがずれてるのかrewireがずれてるのかCUBASEがずれてるのか知らないけど、それがどうしても気に入らなかったら本番データを作るときだけRewire使わずにwavで吐いて取り込むしかないな。面倒だけど。


起動するときはCUBASE側を先にしないと接続できなかった。やってみてエラーが出たら起動順序を変えればいいだけだから覚えとく必要はないけどね。終了時もVOCALOID2側を先に終了しないとエラーが出る。
Rewireを使ったプロジェクトを閉じて再開する時は、プロジェクトファイルを開く前にメニューからVOCALOID2を選択してしまうとエラーが出て先に進めなくなってしまったので注意が必要。まずCUBASEでプロジェクトファイルを開いて、それから初音ミクを起動。


Rewireのチャンネルをいじれば初音ミクの歌にCUBASE側からエフェクトをかけたりもできる。Rewireのトラックを選んで左(インスペクター)のインサートを開いてエフェクトを選ぶだけ。イコライザならEQのEQカーブを表示してグラフをいじる。インスペクターのeっていうボタンを押すとインサートやイコライザをひとまとめに表示するウィンドウが開くので、画面に余裕がある人はこっちが便利かも。まぁ一回設定したらそんなにいじらないと思うけど。
初音ミクプラグインからVSTを使う場合エフェクトの状態を保存できないので、CUBASE側でやったほうが便利。


というわけで今後はCUBASE初音ミクを両方起動してRewireで同期しながら曲を作っていくことになりそうだ。デュアルディスプレイだったら切り替えもそんなに意識しないで済む。もっと面倒かと思ってたけどこれなら簡単だ。