ブロークン・フラワーズ

匿名の手紙で自分に19歳の子供がいることを知った主人公が、探偵趣味の友人が見つけた昔の彼女たちの住所を元に、誰が母親か確かめるために会いに行く話。
椅子にぼんやりポツンと座っているシーンがロスト・イン・トランスレーションのCMで見たのとそっくりだな。主演は同じビル・マーレイ。別に関連した話ではなさそうだけど。ビル・マーレイって昔はむすっとした皮肉屋役が多かったけど、今はどちらかというと毒が抜けてややアンニュイな感じになってる。年取ったな。ゴーストバスターズから25年だもんな。
昔の彼女もさまざまで歓迎されることもあれあ痛い目にあうこともある。
少し前のシーンの回想がちょくちょく入るのがなんか斬新だな。それに結局話が終わらず映画自体がアンニュイな印象だ。アンニュイの意味分かってる? とか言われそうだけど実際そうなんだからしょうがない。久々に芸術的な映画を観た気がする。