映画『ゾンビランド』
ゾンビランド。なんて楽しげな名前なんだろう。
ゾンビに襲われる人々をスローモーションで写すオープニングと、主人公の生き延びるためのルールの説明から始まる。銃だけ持って道を歩いたりするくらいなので結構お気楽なゾンビ映画だ。ゾンビも頭を撃てばいいだけの知能の低いタイプのものなので、走ったりはするもののバタリアンみたいなスリルはない。
引きこもりの主人公が行く先で出会うのがゾンビ狩りをしている強面の男と、人をだまして旅をする姉妹。そんな4人が安全な土地を目指して旅を続け、最後は遊園地に集まったゾンビ相手に救出劇を繰り広げる。そこが一番の見どころなんだけどそれは最後のほうだけでちょっと短いのが残念。
そういえばホラー映画ならゾンビに襲われて死ぬ仲間も出てくるのが普通だけど、この映画はそれがない。というわけでタイトルのイメージほどグロテスクな映画ではなくって、主人公が人と出会って成長していく青春ロードムービーとして観るのが正しいのかもしれない。ちょっと変わった環境ではあるけど。
普通のゾンビ映画とは違った意味で楽しめる映画だった。
途中ビル・マーレイの家に本人が出てくるんだけど、その家も本物のビル・マーレイ宅っぽいな。
