映画『吸血鬼』

吸血鬼の研究家である教授とその弟子がとある村で吸血鬼と対決する話。同じタイトルの映画がいくつかあると思うけど、これはロマン・ポランスキー監督のやつ。この監督はもっと神経に触るような映画を撮るものかと思ってたら、こんなお気楽な映画も撮ってたんだ。
コミカルな作りなんだけど小道具とか建物とかはいい雰囲気に作られてるな。吸血鬼はスタンダードな設定でニンニクと十字架が苦手で心臓に杭で死ぬ。あと直接的な描写は無かったけどたぶん日光にも弱い。
ストーリーに特別なところはなくて、普通に城に吸血鬼退治に行って、そこでドタバタがある。
でもダンスパーティのシーンでみんなが鏡を見ているのに写ったのは二人だけというのはなかなか面白い演出だったな。それまで鏡に写らないってことを忘れてたから。
ずっとコミカルだった割りにはブラックな終わり方だった。