映画『知りすぎていた男』

ヒッチコックの映画はだいたいは観てるはずだけど、これは初めて観るんだな。これのオリジナルの『暗殺者の家』は観たっけ? 覚えてないな。あと有名どころでは『救命艇』も観てないけど。
舞台はフランス領のモロッコ。そこで知り合った男が何者かに殺され、死に際の遺言で暗殺計画を知る。それで口止めのために息子が誘拐されてしまい、ロンドンに戻って息子を探しながら暗殺を阻止しようとする。
観光地を見せながらのサスペンスって、まさに基本通りのエンターテインメントだ。
主人公たちのちょっと無茶な行動にハラハラするというのは最近の映画にはないな。安心して観られるようにわざとそうしているんだろうか? たしかにそういうの苦手だけど、こういう古い映画ならあまりリアルじゃないから大丈夫。
暗殺のタイミングはどこかで見たと思ったら、踊る大捜査線の交渉人のやつか。そういえばあれはいろんな映画の話が出てきたから、これもその一環だったんだな。