映画『キャプテン アブ・ラーイド』

ヨルダンの映画だそうだけど、ヨルダンって場所も知らないなと思って調べたら、エルサレムからは東のほう、サウジアラビアの北西のところだった。アラビアのロレンスを観た人に分かりやすく言うと、アカバの東側。
空港で清掃の仕事をしている老人がパイロットの帽子を拾ったことからパイロットだと思われて、世界を旅したつくり話を聞かせるようになるという話。
周りは貧しい子どもが多く、学校も行かずに商売をしているのを見かねて商品を買ってあげたり、虐待を受けている子を助けようとしたりと、パイロットのふりをしてから人生が大きく変わっていく。
最後はなかなか思い切ったことをするんだけど、そういえばこんな展開をする映画が昔あったよな、タクシードライバー? いや、他にも何かあった気がする。思い出せないけど。
でもこの映画の場合はあまり陰鬱にならずにしみじみと終わる。