映画『題名のない子守唄』

イタリアのとあるマンションにやってきた仕事を探す女性。彼女はとある一家にメイドとして入り込み、何かを探しながらその家の娘にも取り入ろうとする。
最初のうちは目的が分からないんだけど、回想シーンや、働いている家の娘への一見歪んでいるように見える愛情の注ぎ方から少しずつ目的が分かってくる。
一方で彼女に復讐しようとしている男が一家を狙う。


なんだかこの前観た『この道は母へとつづく』と対になっているような感じだけど、子から母、母から子、向こうは無垢で一途な男の子だけど、こっちは女の執念の映画と真逆になっているようでいて、中身はなんにも対応しない。あぁ、なんとなくネタバレになってしまったけど、実際はさらにどんでん返しがあるから大丈夫か。


一番印象に残っているのは娘を縛ってなんども突き倒して起き上がる練習をさせているところ。一見何かの復讐のようにも見えるけど、そのかいもあっていじめっこにやり返せるようになる。