治療島

ドイツのベストセラーだそうで、ストーリーはある精神科医の娘が行方不明になって4年。島の別荘に自分を治療してほしいと訪ねてきた謎の女性の話が娘と関係があるのではと思い始めるというもの。
最初のほうを読んでいるうちからなぜかシックス・センスとかL・ロン・ハバードのフィアーとかが思い出されたんだけど、実際その後の展開にかなり関係があった。詳しく話してしまうとネタばれなのでどの部分が関連するかは書かないけど、でもそれだけがオチというわけじゃないので両方知っててこれを読んでもまぁ大丈夫だろう。話はもう少し複雑だ。さらにその先にもう一つどんでん返しがあったんだけど、やけにあっさりしすぎていていま一つ盛り上がらない。中盤がなんでもありだったわりに最後がリアルだからかも。文体もあっさりしてるからなぁ。
映画化されるそうなので、映画で観る分にはお勧めできるかもしれない。